SS中編 『君だけを』 第5話

ものすごーく遅筆(^-^;
なかなか進まず申し訳ないです。

さて、はやてさんが行動を起こします!
早く物語が動くところまでもっていきたい!
仕事も落ち着きそうなので、ペースアップ出来るように頑張ります(^_^)

それでは、続きよりどうぞ!




-----side N

最初は顔を見てしまうと困るからだった。

私の教室は廊下の端で、移動教室など、特別棟に行かなくてはならないときだけは、どうしてもフェイトちゃんの教室の前を通らなければならない。

少しでも気を許せば、そちらを見てしまうから。
だから、いつも足早に通り過ぎるようにしていた。

クラス替えから半年以上が経った。
前ほども気にならなくなったけど、もう癖というか、なんというか。
条件反射のように足早に通り過ぎてしまう。

そんなある日、はやてちゃんに呼び出された。

「どうしたの?はやてちゃん。改まって」

同じクラスでいつも一緒。呼び出すこともないだろう。
それでもはやてちゃんから伝わる空気はとても緊張を帯びていて。

しばし無言が続いた。

「はやてちゃん?」

俯くはやてちゃんにもう一度呼び掛けてみる。

「あんな、なのはちゃん。まだフェイトちゃんのこと忘れられへんの?」
「えっ?」

あまりに唐突な質問。

「えっと…」
「未だに教室の前、足早になってるんよ?」
「にゃははは。やっぱりはやてちゃんには気付かれてたか。
うん、前ほどはね、思わないんだよ。でも、なんていうか、もしバッタリとかなったらどうしようとかつい考えちゃうんだよね」

ポリポリと頬を掻きながら、ちょっとバツが悪いななんて思いながら答えた。

「無理して笑ってない?」
「そんな事ない。とはまだ言えないけど、はやてちゃんや皆がいるから。だから、私は自分を取り戻せたなって」

ニコッと笑いかけると

「なのはちゃん、私な、なのはちゃんの事がずっと好きだった。
フェイトちゃんと付き合う前から。
私ならなのはちゃんに悲しい思いさせへん!なのはちゃんに大好きな笑顔が戻るなら、今は代わりでもいい。
だから、だから!

…そんな悲しい笑顔せんとってよ」

ああ、自分でも無意識で。笑顔を作れていると思っていて。
でも、この子には見抜かれていたんだ。

私よりもひとまわり小さい体を引き寄せて、

「ありがとう。そうだね…」

私の胸の中で、私の代わりに泣いてくれる存在を抱き締め続けた。

テーマ : 二次創作小説(版権もの
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

秋水

Author:秋水
秋水と書いて「あきみ」と読みます

リリなのシリーズは「無印」からリアルタイムで追いかけています
なのフェイなの
大好きです(*^ ^*)

しかし書き始めると、難しいものですね(^-^;
日々、精進です!
よろしければお付き合いください♪

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