SS中編 『君だけを』 第8話

お久しぶりです。
すごく間空きましたが、10話を目処に最終回を迎えようと思っています。
フェイトさん、なのはさん、はやてさん。

3人の縺れた恋愛はどうなっていくのか。
今回はなのはさんの想いを目の当たりにしたはやてさんサイドです。

拍手返信
>>なーさん
サイト発見していただいてありがとうございます!そして、返信&更新が遅くて申し訳ないです(;´Д`)
フェイなの前提で切ない話ですが、最後まで書けるよう頑張りますので、楽しみにして頂けると嬉しいです(^_^)



それでは続きよりどうぞ!
----side H

戻ってきたなのはちゃんの様子がおかしい。
原因はひとつしかない。
なのはちゃんは気づいてないと思ってる。
でも、私は気付いてたよ。

あれが『フェイトちゃん』やって。

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「落ち着いた?」

コーヒーを買いに行っていた。
ただそれだけのはずなのに戻って来るなり
なのはちゃんは泣き出した。

「ごめんね」

と消えそうな声が聞こえた。

なのはちゃんの泣き顔は4年前のあの日以来で、簡単に感情を引き出せる彼女が憎らしい。
ひゅうっと冷たい風が体を撫でる。

「そろそろ寒くなってきたし、帰ろか」
「そうだね、結局何も出来なくてごめんね」
「いいって、気にせんとって」

帰るまでの間、なのはちゃんは一言も喋らなかった。
私も喋りかけられなかった。
ただ一言だけ、

「バイバイ」

そう告げるのが精一杯だった。

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告白をしたあの日。
なのはちゃんが抱き締めてくれて、私は幸せで。
それは単に心配を掛けていたことに責任を感じての事だったとしても、嬉しかった。

『付き合おう』

そんな言葉は無かった。
でも、なのはちゃんなりに私を大事に思ってくれているのは伝わったし、何より私はやっとの思いで手にいれた想い人を手離せるほど強くない。

でも、やっぱり今日のなのはちゃんを見たら、もう無理や。
嘘を吐き続けて、側に居てもらうこと。
気付かない振りをして、側に居続けること。
その先に本当の幸せはない。

私の大好きななのはちゃんの本当の笑顔は、
やっぱり私の手では護られへん。

「悔しいなぁ・・・」

自嘲ぎみにそう呟いた。

そろそろ潮時か。
もう、あの頃のような子供やない。
皆それぞれ背を向けてきた本音とぶつからなくては。

携帯を片手に、今はもう番号すら変わっているかもしれないかつての友人に電話をした。

トゥルルルル・・・
『ガチャ』

「もしもし、フェイトちゃん?番号変わってへんかってんね」

テーマ : 二次創作小説(版権もの
ジャンル : アニメ・コミック

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はじめまして★


結構前から読んでいて
コメントしようか
迷っていたんですが…

しちゃいましたw

中編のやつ気になりますね♪
続きが楽しみです★

フェイトさんがんばって
なのはちゃんに想いを
伝えて欲しいですね―

はやてちゃんには悪いけど
やっぱりなのはとフェイトが
LoveLoveでなくちゃ嫌なのでw


応援しています!
続き楽しみに待っています♪

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プロフィール

秋水

Author:秋水
秋水と書いて「あきみ」と読みます

リリなのシリーズは「無印」からリアルタイムで追いかけています
なのフェイなの
大好きです(*^ ^*)

しかし書き始めると、難しいものですね(^-^;
日々、精進です!
よろしければお付き合いください♪

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